[社内取組]社内向けの人材育成マップを作成した件

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弊社で行った人材育成マップ作成の取組みについて、実施することになった経緯とその過程についてご紹介します。

個人のスキルを把握しづらい背景

同業種の企業ではよくある話かと思いますが、弊社には、SE(システムエンジニア)、プログラマー、デザイナーなど、多様なスキルを持った人達が在籍しています。

SEの中でも営業寄りのSE、プログラマー寄りのSEがいたりする為、個人のスキルを把握することが難しい状態で、あの人にこの作業振れるの?任せていい感じなの?状態でした。

社内で必要なスキルの指標を可視化する目的

そこで、他企業でも多く導入されている、スキルマップといったものに着目しました。

スキルマップとは

「業務を行う上で必要なスキルを洗い出し、個々の従業員別の一覧表にしたもの」のようです。

※厚生労働省のホームページでは、職業能力評価シートと呼ばれています。

「自分の(または部下の)能力レベルはどの程度なのか」「次のレベルにいくには何が不足しているのか」を具体的に把握することができ、定期的にチェックすることで習熟度を把握することができます。

らしいです。使えそう。

検索したところ、いくつか公開されているものがありましたが、他業種向けであったり、所持資格基準であったりと、そのまま利用できそうなものがなかったので、社内(及び同業種)向けのスキルマップを作成することにしました。

スキルマップ作成編

カテゴリー分け

まず、社員の業務内容から社内で必要なスキルの選定を行いました。スキルの分類と粒度は会社によってそれぞれ異なると思います。方針としては、すべてのスキルを並べるのではなく、業務ベースで考え、活躍の場が少ないスキルについては、あえてカテゴリーを設けないようにして、選定を行いました。

弊社は、Web(PHP/Javascript)の仕事が主で、業種からすると一般的な会社の位置付けですが、サーバ関連のスキルがある社員も在籍している為、インフラ周りのスキルも追加するようにしました。アプリやデザインに関しては、項目が増えすぎると問題があるので、敢えてあまり掘り下げないようにしましたが、それぞれ専門の会社だったら、より細分化していく感じになると思います。

最終的には、以下のようなカテゴリーとしました。

大カテゴリ 小カテゴリ 概要
専門スキル Web PHP PHPプログラミングのスキル
JavaScript JavaScriptプログラミングのスキル
アプリ iOS(Objective-C/Swift) iOSプログラミングのスキル
Android(Java/Kotlin) Androidプログラミングのスキル
DB・インフラ DB/SQL DB設計のスキル・SQLを書くスキル
サーバ・ネットワーク サーバ・ネットワーク構築のスキル
制作・デザイン デザイン デザインのスキル
HTML/CSS HTML・CSSのスキル
総合職 総務 社内の業務が滞りなくできるか
会計・経理業務 社内の業務が滞りなくできるか
コミュニケーション 業務コミュニケーション ホウレンソウがきちんとできるか
顧客折衝・窓口業務 顧客とのやり取りに関するスキル
管理能力 案件管理 案件のスケジュール管理など
人員管理 作業者への作業指示・人員のアサインなど

レベル分け

レベル分けについては、他業種のスキルマップを検索した感じだと4段階程度のところが多かったですが、新人教育と、既存社員の位置付けを考慮して、L0〜L6の7段階としました。※L0は一応置いていますが、L1未満の扱いの位置付けです。

カテゴリーごとに多少違いますが、以下のような基準です。

レベル 概要
L0 知識がある程度で未経験や業務まではできないレベル
L1 上司の業務補助を行うことができるレベル
L2 ある程度の作業が一人でできるレベル※上司のチェックは必要
L3 一通りの作業が一人でできるレベル※新人教育の目標
L4 案件全体を一任できるレベル
L5 スキルが秀でているレベル
L6 他者の模範となるレベル

カテゴリーに当てはめてみた例をご紹介

実際にPHPで当てはめてみるとこんな感じです(一部省略しています)。このような感じのレベルがカテゴリーごとにあり、個々で、今、自分がどこにいるかを当てはめていく運用になります。実際に当てはめてみると、これはできるけどここまではできないな、など、個人の位置付けが分かってきたような気がしました。

レベル 詳細
L0
  • 教材を読破している
  • PHPで何ができるかを説明できる
  • PHP技術者試験の初級合格レベル
L1
  • ソースから構造や構成を把握できるレベル
  • MVCを理解している
  • 文言修正などの軽微な対応ができる
L2
  • 相談しながら開発を進めることができる
  • 一人で開発はできるが疑問があることがある
  • 一人で開発はできるが時間がかかることがある
  • 一人で開発はできるが仕様通りでないことがある
L3
  • 1人日として換算が出来るレベル
  • 上司に相談しなくても仕様通りに実現が可能
L4
  • 0の状態から実現方法がわかる
  • 要件に適した実装方法を提案できる
  • システム開発を一から任せられる
L5
  • 開発に対しての不明点がない
  • 想定よりも早く開発ができる
  • 仕様追加を想定した実装ができる
  • バグ発生時もすぐに原因がわかる
L6
  • 社内開発標準とできる技術提起ができる、実績がある
  • 社外での技術スピーカーができるレベルである

さいごに

最初は、カテゴリごとのレベル設定に差が出ないようにすることを心がけていたんですが、一様にはいかず、項目を埋めていくことが難しく、検討に時間がかかってしまいました。新人教育を行う時をシミュレーションしてみたり、既存社員に当てはめてみたり、色々と社内でも試行錯誤をした結果、現状ではこれ!というものになった気がします。

これから、今回作成したこのマップを活用して、新人教育や仕事の割り振りなど頑張っていきたいと思います。

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